| 5月 6日 午後2時20分、ぴぃちゃん(我が家の娘、小学5年生) が、学校の木から落ちて怪我をしてしまいました。 救急車で市内の総合病院に運ばれ全身の検査をした結果、ついた病名は、 〔左大腿骨骨折・下顎骨骨折・歯折損・全身打撲〕ですって! ずいぶんと四角い漢字が並んだものです。 「それではご案内いたしまーす。」・・・思えば看護婦さんの、この一言が、 私たち親子の『闘病生活』の始まりだったのです。。。 |

| 猿も木から落ちる!? |
| 初めての夜 |
| さて、ぴぃちゃんが306号室に運ばれている頃、私たち夫婦は主治医の先生から ぴぃちゃんの怪我の現状に付いての説明を受けていました。ほらほら、 ドラマでよくあるじゃないですか。別室に案内されて、ドクターの後ろには レントゲン写真が数枚。後ろには看護婦さんが立ってて・・・。 今は、治療方針は患者と家族で選ぶんですね。 手術をすれば早く治るが危険が伴う。牽引なら安全だが最低3ヶ月はかかる。 「ねえ、どれがいい?」って絵本があったけど、素人の私たちには、 どちらが良いなんて判るはずも無く、夫と二人途方にくれるばかりでした・・・。 入院一日目の夜、痛み止めの注射を打ってもらいうつらうつらと眠りについた娘。 けれど、やはり左足が痛むのか直ぐに目が覚めてしまいます。 包帯の上から足をさすってやると安心したのかまたうとうと眠り始めました。 心配で眠れぬ夜。娘の顔を見ながら足をさすり続けました。 昔懐かしいオマジナイをとなえながらね・・・。 |
| 手術決定 |
| ぴぃちゃん本人の「早く手術をして足を治したい」という希望もあり手術することに 決めました。次は夫婦そろって麻酔科医からの説明です。 喘息のあるぴぃちゃんは、それだけ麻酔に対するリスクも大きく 「手術中に予期せぬ合併症も引き起こす可能性もあります」というところにチェック されていました。それに、「インフォームド・コンセント」っていうんですか? 何十万分の一の割合で起こる合併症についても全部説明されます。 さまざまな不安が交錯する中、夫は承諾書にサイン。 後は信じてお任せするのみです。 手術前夜、やっぱり心配。 灯りの消えた部屋でいつまでも娘の寝顔を見つめていました。 |
| 手術室に入って約3時間。ぽっきり折れてしまった骨を修復すべく手術を終え ぴぃちゃんが戻って来ました。 あんなに派手に見事に折れていたのだから、きっと左足は包帯ぐるぐる巻き! を想像していたのですが、ビックリ!!わずか5センチほどのキズ跡に ガーゼをペタン!包帯はかる〜くクルリン! えっ?こんなんでいいんかい?本当に治るん?(上州弁)ウソじゃないだろうね〜!? ・・・と誰もが半信半疑です。 手術の翌日にはわずかな時間ですが、車椅子に乗せてもらいました。 久し振りに見る窓の外の世界。初夏を思わせる風が優しく髪をゆらしていきました。 この頃から、院内の養護学校の先生がベッドサイドに来て下さるように なりました。 新しい学校生活の始まりです。 |
| 手術無事終わる |
| ぴぃちゃんが落っこちた木登りの木。 左の遊び小屋の屋根の高さ位から落ちたらしい。。。 |
| 入院したその日からずっと隣のベッドだった「名物おばあちゃんMさん」。 いや〜、ずいぶんビックリさせられました。・・・なぜって、このMさん わがままで、自分勝手で、口うるさくて。。 なんでも横断歩道のない大通りを横切り、車にはねられたとか。 足の包帯や、顔の傷が痛々しくってね。でも、何かにつけ30分おきに ナースコールするもんだから、あの優しい白衣の天使も最後にはちょっと 困った顔してましたわ! だってさ〜、ナースコール押してさあ、 あわてて走ってきた看護婦さんに「・・今、何時?」って。 そりゃぁ、看護婦さん、もう絶句でしたよ。だって、時計、枕もとにあるんですから! さて、あるのどかな昼下がり。Mさん、「本が読みたい」と看護婦さんに お願いしました。ベッドを起こしてもらい、Mさんご機嫌で読み始めました。 へ〜、難しそうな本、おまけに細かい字、おばあちゃん、すごいね〜、と 誰もが感心していた、そのとき! 看護婦さんは気付いてしまったのです。 「・・・おばあちゃん、本、さかさまだよ。。。」 そんなおばあちゃんもリハビリのため、他の病院へ転院されました。 いろいろ騒がしてくれたけど、いなくなちゃうとやっぱり寂しいね。 大好きだった、おばあちゃん。元気に頑張ってるかなあ? 早く直ると良いね、おばあちゃん! |
| 強烈キャラのおばあちゃんMさん |

| ※これは、もこもこメンバーえるふさんとぴぃちゃん親子の、本当にあったお話です。 |