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今日のお話は「やさしいあくま」というお話です。「なかむらみつるさんという人が作りました。。。」優しい口調の
tomoさん。 |
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こんにちわ!僕フウ!
僕にはお父さんもお母さんもいないんだ〜
でも、寂しくなんか無いよ。だって大好きなおばあちゃんと一緒だもん。 |
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| おばあちゃん、ちゃんと寝ててね。僕、薬草を採りに行ってくるよ。おばあちゃんの病気は僕が治してあげるからね。 |
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フウは毎日毎日山へ薬草を採りに行っていました。
それがフウのお仕事だったから・・・ |
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| その日、夢中になって薬草を摘んでいたフウは迷子になってしまいました。歩いても歩いても帰り道が見つかりませんでした。 |
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| ワぁー大きな樹!こんな樹今まで一度も見たことが無いぞ。 |
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どうしよう、道に迷っちゃった。おうちに帰れない・・・
とうとう泣き出してしまいました。 |
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それからどれくらいたったでしょう。どこからか声が聞こえます。
「ねぇ〜きみ、どうして泣いているの?」
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チュッチュ登場!
「わぁ〜きみは、どうしてそんなに赤い色をしているの?」
「それはね僕があくまだからさ」 |
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| 「ふ〜んそうか名前はなんて言うの?「僕はチュッチュ!きみは?」「僕はフウ、ねぇチュッチュ遊ぼうよ!」 |
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「え?遊んでくれるの?」
「だって、僕たち友達だろ?さあ!」
それから二人は沢山遊びました。 |
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「そろそろ帰らなきゃ」
「そうだね、送って行くよ。僕の背中に乗りなよ。」 |
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チュッチュはフウを乗せておうちまでひとっ飛び!
(軽快な音楽に合わせて飛び回る二人が楽しそう) |
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| ワ〜凄い!あっという間におうちだ!! |
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「それじゃあフウ バイバイ!」
寂しそうなチュッチュ
「チュッチュー!バイバイじゃないよ?またね!だよまたね!!」
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・・・ま、たね?
またね・・・またね!またね
またね・・・なんて素敵な言葉なんだろう。
僕、この言葉大好きだ。早く明日が来ないかな? |
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翌朝。。。
「おはようチュッチュ、!」
「おはようフウ!本当に来てくれたんだ」「あったりまえさ、約束したろ。さあ今日は何して遊ぶ?」
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| 「今まで色んな遊びやったけど、ちっとも楽しく無かったよ。一人でジャンケン一人でかくれんぼ」。。「じゃあそれ全部二人でやろう?きっと楽しいよ。」 |
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| 二人はジャンケンしたりかくれんぼしたりして夢中で遊びました。 |
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「楽しいねチュッチュ!」
「うん、友達って全部楽しくするんだね」
「そうだね友達って魔法のようだね。」それから毎日二人で遊びました。 |
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「フウは優しいのにどうしてお友達がいないの?」
「僕のおばあちゃの、病気が移るからって仲間はずれにするんだ」 |
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| ある日、フウが山へ行くとチュッチュが子犬を抱いて座っていました。「この子もうすぐ死んじゃうんだ。だから傍にいてあげたくて、これが僕のお仕事だから・・・」 |
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「チュッチュ!何してるの?」
「君の名前を彫っているんだ
僕の大切なと・も・だ・ち・の」
「僕もきみの名前を彫るよ!」 |
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チュッチュ、フウ・・・
二人は友達!! |
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それから暫らくしてフウはばったりと来なくなってしまいました。心配したチュッチュはフウのお家に行ってみる事にしました。
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「フウー?いるのフウ?」
「おやふうちゃんの友達かい?」「おばあちゃん僕が見えるの?」見えるという事は死が近いという事でした。 |
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| 「ただいまー!あっ!チュッチュ来てたの?ゴメンネ遊びにいけなくて」「そうなのよ私のせいでねえ・・・」と、おばあちゃん。。。 |
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その夜、チュッチュはフウのお家に泊まりました。
お部屋の中では楽しそうな三人の声が・・・
(この場面は声のみ) |
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| 真夜中、目を覚ましたチュッチュは、フウがおばあちゃんの命を救う為にお祈りしているのを見て、フウが本当におばあちゃんを好きなんだなと思いました。 |
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| それから数日たったある日・・・苦しそうなおばあちゃん。フウがお医者さんを呼びに行っている間にチュッチュがやってきます。 |
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| 「そうかい、もうお迎えが来たんだねえ・・ありがとうねぇ、これからもフウちゃのお友達でいてねぇ・・お願ねぇ。」。。「おばあちゃん、ごめんね」冷たく言うチュッチュ |
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| 一方、お医者さんを呼びに言ったフウは、町の人達から悪魔と仲良くしてるやつは町から出て行けと罵声を浴びせられる。 |
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やっとの事で家に辿り着いたフウは、チュッチュがおばあちゃんに何かしてるのを見てビックリします。
「何してるのチュッチュ!?」 |
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その直後、チュッチュは怪物のような悪魔に変身して
暴れだしました。
「わっはっは!お前のばあさんの命は美味かったよ」
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裏切られた思いでチュッチュに棒切れで向かっていくフウ
「ぎゃああああ!」空にふらふらと飛んでいくチュッチュ。 |
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悪魔をやっつけたというので町の人達は口々にフウを誉めてくれました。
フウは初めて町の人達と仲良くする事が出来ました |
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| その頃チュッチュは、元の姿で木の下に座り込んでいました。「苦しいんじゃろう?お前はおばあちゃんの病気を食べたんじゃな・・」と樹のおじいさん。。。 |
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大きな気は泣き続けました。それはまるで山全体が泣いているようでした。
その涙がこぼれた後から小さな花が咲き始め大きなお花畑になりました。 |
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家に戻ったフウは、おばあちゃんが元気になっているのを見て、本当の事が判り
慌ててチュッチュを追いかけました。 |
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チュッチュー!チュッチュー
ごめんよー!君を信じてあげられなくて。でも本当の事が判ったんだいつまでも友達だろう?ねェ、チュッチュー!もう一度遊ぼうよ・・・ |
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| そしてフウは二人が出会った大きな木の下にやって来ました。そこはフウが見たことも無い大きなお花畑になっていました。「ずっと二人は友達って彫ってある!チュッチュはここに来たんだ。」 |
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| フウは涙が止まりませんでした。そこにはただ、チュッチュと同じ色をした赤い花が柔らかい風に包まれて気持ち良さそうにしていました。 |
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